はりらんタイムズ

兵庫県姫路でボードゲーム会を開催している「はりらん」です。 ボードゲーム情報や、ボドゲ会レポを発信していきます。

カテゴリ: ボードゲームの紹介

イメージ 1

【アロザ殺人事件】
2~6人 / 10才以上 / 45分
~~ 息を呑む聞き耳勝負 ~~

殺人事件が発生したアロザホテルで嫌疑をかけられた住人達が自分
の疑いを晴らすため互いに他の住人の証拠を探しあうという何とも
ディープなテーマですが、テーマと裏腹に内容は極めて軽いゲーム
です。
各プレイヤーは、色分けされた小指の先ほどの木製の証拠チップを
持ち、各人2個づつ積み上げたアロザホテルの上の穴から投入し、
赤い死体チップを2個投入したらゲーム開始です。
先に殺人現場を決めるべく死体チップの場所を探し、2個とも見つ
かった後は、互いに相手の証拠チップがどこにあるか探します。

手番になると、ホテルの0~7階のいずれかとそこにあるチップの
色を宣言してからホテルの階を開けて確認します。
宣言した色のチップがあれば、その色のプレイヤーは疑わしい証拠
が見つかったことになり、失点ボードにチップを置きます。
宣言した色のチップがなければ、手番プレイヤーは自分の手持ちチ
ップを1個ほてるに追加投入しなければいけません。
他人の色を指定する代わりに自分の色を宣言して当てることで、失
点ボードに置いたチップを回収することもできます。

ホテルの上からチップを投入すると、カラコロといい音を立てて落
ち、その音に聞き耳を立ててチップが止まった階を推理する、聞き
耳勝負がこの醍醐味で、盛り上がるパーティゲームです。
音を使うゲームは割と珍しいのでぜひやってみて。
たまに最下層までまっさかさまにおちると「べちっ」と独特の音を
立て全員がニヤニヤします。(←この音は特に必聴ですw)

イメージ 1

【カチーナ】
2~5人 / 8才以上 / 45分
~~ インディアンの祖霊文化を学ぼう ~~
お面を被ったインディアンの絵が描かれたタイルを並べて点数を競
うゲームです。
お面は祖先の霊を表したもので、霊界でも勢力争いがあるんだとか。
手番になったら5枚の手札から1枚を出して場のタイルに繋ぎます。
置いたタイルがそれを含む行・列を支配して(一番強い札になって)
いれば、行・列のタイルの数だけ得点を得ます。
タイルが全て置かれたら終了です。
8種のタイルは
1=道化  :隣のタイルを0にする
2=ハチドリ:行・列の両端にいれば支配できる
3=戦士  :場のタイルを抜いて手札に加えて代わりに置く
4=狼   :同じ行・列に狼がいれば強化される
5=鷲   :場のタイルの上に重ねておく
6=オーガ :隣にはオーガしか置けない
7=太陽  :特殊能力なし
8=族長  :特殊能力なし
数字の大きい2種は能力を持ちませんが単純に強い札なので得点を
得やすいです。
行・列は7枚を超えて置くことができません。
弱い札も特殊能力があるので捨て駒ではありません。
ルールは単純でとっつきやすい割りに、終盤まで逆転があり気の抜
けない勝負が楽しめる良作です。

イメージ 1

みくしぃアプリのゲームなんで、ボードゲームというよりオンライ
ンゲームなんですが・・・
先週からやってる箱庭ゲームです。
畑に作物のタネを蒔いて何時間か放置すると、芽が出て花が咲いて
実がなります。
収穫した実を売ってお金を稼いでいるとレベルが上がって新しい作
物が買えるようになったりします。
自分の畑だけでなく、自分の直接のマイミクさんの畑に行くことが
できて、互いに水やりや害虫駆除を手伝うことができる協力ゲーム。
友達の畑の作物にイタズラして害虫を付けることができ、自分では
それを駆除できないが、他の人がそれを駆除すると経験値が貰えた
り作物の収穫量が増えるのと、友達の畑で収穫量が増えた作物が実
ったら、覗きに行って1個分けて貰えるというルールがあります。
やった行動が各自の畑の履歴に残るので、イタズラしたり手入れし
たり強奪(?)したりと、マイミクさん同士の交流を楽しむ要素が
満載です。
協力型の電源系ゲームというとモンハン、ドラクエ、動物の森とか
最近色々とありますが、ほのぼの系でリアルタイム要素が少ない
(忙しい時は放置しても問題ない)し、大人向けの箱庭ゲームとし
て結構いい作品だと思います。
私もこれを機に今まで繋いでなかったリアル友人を何人かマイミク
登録したし、会話交流を促進するツールとしても役立つと思います。

イメージ 1

【空中庭園】
2~4人 / 8才以上 / 45分
タイルを並べて庭園を造ります。
庭園カードは1枚が2×3マスで、池や建物などの施設マスと、何
も描かれていない空き地マスがあります。
最初は全員6マス全部が空き地のカードを1枚持ち、それを自分の
庭園の初期配置とします。
手番が来たら、場に並べられた庭園カードを1枚選んで自分の庭園
につなぎます。
空き地マスはどこにでも置くことができますが、下に空き地か施設
のマスがない場所には、施設マスを配置できません。
まずは空き地マスを庭園の下地として広げていき、その上に施設マ
スを整備するわけです。
カードを配置したときに、同じ施設マスが3マス以上、縦横で繋が
った状態になれば、得点タイルを貰えます。
得点を得たら上にマーカーを置き、マーカーが置かれたグループで
連続して得点を得られないようになっていますが、施設の上に他の
施設を上書き配置して庭園の風景を書き換えできるので、慣れたら
施設グループを切り離したり繋ぎ直したりと器用なこともできます。
2~4人用ゲームで、2人、3人で遊んでも結構楽しいです。
2人対戦は勝ち/負けがはっきりしているものが多いですが、この
ゲームのような箱庭系は、自分の庭を育てる自己満足があるので、
勝負に関係なくそれなりに楽しめます。

【詠み人知らず】
3人以上 / 8才以上 / 30分~

みんなで川柳を作るゲームです。
購入不要、筆記具とメモ用紙で遊べます。
円座に全員が座ったら、司会を一人決め、その人を1として時計回
りに席順の番号を全員確認しましょう。
各プレイヤーにメモ用紙を2枚配ります。
2枚の紙の隅に席順の数字を書きます。
1枚は自分の控えです。1字書くごとに何番の紙の川柳に字を書い
たのかメモします。(最初の1字は自分の席順の番号です)
もう1枚に川柳の最初の1字を書いて、司会が集めます。
司会は集めた紙をシャッフルして、1枚づつ全員に配ります。
各プレイヤーは配られた紙の川柳の次の1字を書いて、また司会に
返します。
こうして17文字書き終えたら、全部の川柳を全部並べていい作品
(2~3枚くらい)を全員の投票で選びます。
選ばれた作品に文字を書いた人は、書いた文字数に合わせて得点を
得ます。
3枚選んだなら、1位の川柳は1字3点、2位の川柳は1字2点、
3位の川柳は1字1点という具合です。
漢字も1字とするかどうか、濁音の扱いなど、細かいルールは適当
に相談して決めてください。

イメージ 1

【フォーセール】
3~6人 / 8才以上 / 20~30分

古い作品ですが、最近安いパッケージで再版されています。
競りで建物を購入し売りさばいてお金を稼ぐというテーマのゲーム。
しかし物語性は希薄でアブストラクト(抽象ゲーム)に近いです。

ゲームは手持ち現金を使って物件カードを競る前半と、得た物件を
使って小切手を競る後半の2部構成になっています。
最初に競りの元手として10(4人以下なら14)ポイント(1ポ
イントが1000$)のチップが配られ、前半の購入フェイズが始
まります。
1~30の価値が書かれた物件カードを人数分だけ山札からめくっ
て並べます。
スタートプレイヤーから順に、競りに入札するか、パスするかを選
択します。
続けるなら前の人の提示額より大きい金額を提示し、パスするなら
これまでに自分が提示した金額の半額(切り上げ)を銀行に支払っ
て、並べられている物件カードのうち最も安い(数字が小さい)も
のを買い取ります。
1人を除いて全員がパスして物件カードが残り1枚になったら、最
後まで競りに残った人は提示した全額を銀行に支払って最高額の物
件カードを買い取り、物件カードを人数分山札からめくって並べて、
次の競りのスタートプレイヤーになります。
こうして物件カードが全部競り落とされて各プレイヤーに配られた
ら、後半の売却フェイズの開始です。
0~15ポイントの金額が書かれた小切手カードを人数分山札から
めくって並べます。
手持ちの物件カードから1枚選んで出し、一斉に公開します。
物件カードの価値の高い人から順に物件カードを銀行に支払って、
額面の高い小切手カードを得ます。
物件カードを全て売却し終えたらゲーム終了です。
手持ち金額(小切手+チップ)が最も多いプレイヤーの勝利です。

すぐに慣れて初めてでも非常に速いテンポでさくさく進みます。
5~6ラウンドの競りで手持ち金額が合計10ポイントと少なく、
入札金額をつり上げるか降りるかの2択しかないのでプレイ時間は
元々短い方ですが、あっという間に終わったと感じるでしょう。
1プレイでは物足りないと感じる人が多いですが、連続でプレイし
すぎると疲れて飽きを感じるかも。
こういう駆け引きとジレンマで苦しむゲームは激しく脳をいじめま
すので、あまり根を詰めないように付き合うのがコツです。
この勝負に賭けるか、次に備えるか、相手を誘うか、降りさせるか
などの競りの駆け引きの醍醐味を濃厚に抽出した、エスプレッソを
呑んでいるような感じです。
プレイ時間が短くルールも覚えやすくて熱い駆け引きが楽しめる、
それでいてパッケージが安くて小さい(廉価版はトランプサイズの
箱です)と文句ない良作でした。

イメージ 1

【カブラモ】
2~5人 / 12才以上 / 15~45分

全員参加のロシアンルーレットで生き残れば勝ちというゲーム。
カブラモとはリボルバー(回転弾倉)拳銃の発射音の擬音です。
最初に袋から弾丸カードを8発引いて6発をプレイヤーボードに描
かれた弾倉にこめて、残りをストックとして持っておきます。
(写真は布袋の代わりに弾丸カードを伏せて積み上げてます)
そして、一斉に弾倉を1発回して撃つ!
実弾(カブラモ!)カードが出た人は即死でゲームを離脱です。
実弾が出ないように他の弾丸カードに書かれた特殊効果を使って銃
の故障でやりすごしたり他人に押しつけたりして生き残りましょう。
空いた弾倉には布袋から弾丸カード引いて補充します。
最後まで生き残った人が勝者ですが、全員死んでドローになるとい
う不毛な決着もよくあります。
弾倉にこめた後は弾を見ることができないのでしっかり覚えておか
なくてはいけませんが、他の人と弾倉丸ごと入れ替えされたりする
ことも多いので記憶勝負というほどでもありません。
弾丸は黄色(カブラモか空砲)と、白・赤(弾の入れ替えなどのイ
ベント)があり、赤の弾丸は弾倉にこめていなくてもストックから
使うことができます。
実弾(カブラモ)は全100発中15発ですが、運のない人は8発
中4発くらい引いてくるという理不尽な展開もよくある、運の要素
が大きいゲームなので、不幸を笑い飛ばす度量も必要です。
序盤を凌いだ人は、終盤の深い駆け引きを楽しめるでしょう。
実弾はこめたくないからとポケットに貯めてやりすごそうとすると、
特殊弾の効果でポケットの中身を弾倉に強制的にこめさせられて、
いきなり即死することもありますから、実はゲーム開始直後に弾を
こめる時の思考戦が一番の醍醐味かもしれません。

イメージ 1

【パレード】
2~6人 / 10才以上 / 30分~
国産カードゲームです。 メーカーは、グランペールさん。
http://grimpeur.co.jp/
カードが並ぶ様子をパレードの行列に見立てて、パレードの行列を
途切れないように繋いでいくゲームです。
6色のカードを手番に1枚づつ出していきます。
カードは0~10の数字が書かれていて、その数字によって条件を
満たしたカードが場にあれば、手元に引き取り、失点になります。
条件は、
1)場に出した数字の前に並ぶ、その数字の枚数”以外”のカード
かつ、
2)出したカードと同色またはその数字以下の数字のカード。
例えば、青の3のカードを出した時に、場に置かれたカードが3枚
以上あるなら、手前3枚以外のカードを見て、同じ青色か、数字が
3以下のカードがあれば引き取ることになります。
大きい数字があれば、その枚数までは考えずに並べることができま
すが、パレードの列がそれ以上に並ぶと途端に出せなくなります。
うまく他人にカードを引き取ってもらいましょう。
ゲーム終了時の点数計算では失点少ない人が勝ちです。
基本的にはカードの数字合計ですが、色ごとに一番枚数が多い人は
数字を無視して1枚1点になりますから、集めるのも作戦です。
不思議の国のアリスをモチーフにしたイラストが可愛いですが、ゲ
ームの内容はジレンマと駆け引きがたっぷり。

イメージ 1

【カフェインターナショナル】
2~4人 / 10才以上 / 45分
89年ゲーム大賞受賞。
タイルを巾着袋から引いて盤上に並べる、名作タイルゲームです。
タイルには世界各国の男女が描かれていて、それをカフェのテーブ
ルに座らせることで得点を得ます。
カフェのテーブルにはそれぞれ国旗の絵が描かれていて、国籍が合
っていないといけないことと、男性のみ、女性のみなど、テーブル
を同性だけで囲んではいけないなどの条件があります。
同国籍の男女でテーブルに最初に着かなくてはならないので、ゲー
ム開始直後はなかなかタイルを置けませんが、テーブル席にタイル
を置けない場合は中央のカウンター席にタイルを置いて失点になる
ことと、カウンター席に置いたタイルの分だけテーブル席に不足が
出るので注意が必要です。
7色の髪のオールマイティ(国籍無視)のタイルが男女2枚づつあ
るので、序盤は引き運勝負があります。
手番で1~2枚のタイルを配置し、その数だけ袋袋から引いて補充
しますが、テーブルを囲む4人を同国籍で揃えると手持ちタイルの
枚数を減らすことができ、誰かがタイルをなくすか、布袋のタイル
がなくなると終了です。
手持ちタイルが公開情報で、中盤以降のシビアな駆け引きが醍醐味
ですので、見た目のカラフルさに似合わぬ思考ゲームです。

イメージ 1

【レッド・ドラゴン・イン】
2~4人 / 13才以上 / 30~60分
冒険は終わった。パーティはこれからだ。
戦利品を抱えた冒険者一行が赤竜亭の酒場で大騒ぎ。
酔いつぶれたり金貨が尽きたら酒場を追い出されます。
最後まで残って酒宴を制するだは誰だ・・・というゲームです。
プレイヤーは戦士、僧侶、魔術師、盗賊といったゲームでおなじみ
の職業になり、それぞれの手札の山札を作るデッキ(カード束)と
軍資金の金貨10枚を受け取ります。
プレイシートで精神力を20点、アルコールを0点にセットしたら
ゲーム開始です。
手番プレイヤーは手札を7枚に補充した後、場の中央の酒カードの
山札から1枚引いて他のプレイヤーに押しつけて、手元に押しつけ
られた酒カードがあれば1枚めくって飲み干します。
酒カードはエール、ワインなどの他、馬桶直送?の水など色々ある
ので何が出るかはめくってみてのお楽しみ。
飲み過ぎてアルコールが精神力を越えると、酔いつぶれてゲームを
脱落しますので手札を使って阻止しましょう。
手札カードには酒の効果を無視するカードの他、相手の邪魔をする
カードやギャンブル開始のカードなどもあります。
誰かがギャンブル開始のカードをプレイしたら全員が金貨を1枚づ
つ場に出してギャンブル開始になり、勝った人が総取りです。
金貨がなくなった人も宿屋を追い出されてゲーム脱落ですから、負
けっ放しでもいけません。
序盤の酔いの回り具合は結構緩やかですが、プレイヤーが脱落しは
じめると後半はハイペースです。
全員が1杯づつ飲まされる飲み比べイベントなどもあり、突然べろ
べろにされることもあるので気を抜けません。
ノリを楽しむゲームですので、リアルでは飲めないひとも安心して
酔っぱらってください。
「レッド・ドラゴン・イン2」と合わせると8人まで遊べますが、
人数に比例してプレイ時間が延びるので注意。
ちなみに赤竜亭という名前には有名な由来があります。
名前だけで分かった人は”通”かな。

イメージ 1

【呪いのミイラ】
2~5人 / 8才以上 / 45分
~~ ミイラを避けて宝物を集めよう ~~
宝物を発見するためにピラミッドの中の迷宮を探検する冒険家と宝
物を守るミイラの追いかけっこゲームです。
ついたてを挟んで1人が裏側に座ってミイラ役、残りの人は表側に
座って冒険家役です。
冒険家側は、それぞれ5枚配られる宝物カードを誰か1人でも全部
集めれば勝利、ミイラは冒険者を規定回数捕まえれば勝利です。
鉄板が入ったついたてに、冒険家とミイラのコマが磁石でくっつき、
冒険家の側からはミイラのコマの位置も分かるようになっています。
ついたての裏側も同じ迷宮の絵が描かれていてミイラ役は裏面から
磁石でミイラのコマを動かします。
ミイラのコマが冒険家のコマに接触すると、カチッと音がしてコマ
が磁石でくっついて、裏面のミイラ役に分かるようになっています。
冒険家役の人は、手番が来たら5個のサイコロを振って、出た目の
どれか(1、2、3、4、矢印)1つの数だけ自分のコマを動かし
ます。矢印は壁につきあたるまで一直線に進みます。
ただし、サイコロの出目には棺のマークがあり、これが出たサイコ
ロは、呪いがかかってミイラにとられてしまい、次の冒険家が振る
サイコロが減ってしまいます。
手番の開始時に呪いを浄化すれば、サイコロを返してもらえますが、
ミイラは返してもらったサイコロ1個につき1歩進むことができま
すので、冒険家の近くにミイラがいる時は悩みどころです。
自分の集めている宝物のマスに止まったら、宝物カードを公開して
拾ったことを宣言できますが、ミイラ役の人にそのマスに冒険家が
いることを教えることになるので、ミイラが近い時は拾わずにやり
すごすこともできます。
冒険家の手番が一巡したら、ミイラの手番です。
ミイラの茶色いサイコロは1個だけ、1~3の出目でしかも半分は
1ですが、冒険家のサイコロをとりあげている時は、1個につき1
歩余分に進めます。(ミイラ・だーっしゅ!!)

協力プレイでハラハラドキドキのこのゲーム、女性と子供には特に
大ウケですので、パーティゲームとしてもいいですが、小学生のい
る家庭への贈答用としても秀逸だと思います。
ただ、ガチの対戦思考ゲームとして遊ぶのであれば、ミイラ側の勝
利条件を1~2回減らすべきと思います。
ミイラ側が少し不利になっているのは、お父さんをミイラ役にして
家族で遊ぶ子供向けゲームというシチュエーションでの予定調和を
意図しているのだろうと思います。

イメージ 1

【アグリコラ】
1~5人 / 12才以上 / 人数×30分
~~ コタツの上で農場経営 ~~
手元に配られた箱庭マップの上に、畑を耕し小麦や野菜を育て、柵
を立てて家畜を育て、家を広げて家族を増やそう。
14ラウンドの農場生活で箱庭を豊かさを競うというゲーム。
1ラウンド毎にテーブル中央に並べられた選択肢を1つづつ選んで
行動します。
早い者勝ちなので後手に回ると好きなことができません。
(なので、スタートプレイヤーになるという選択肢もあります)
しかし、どの行動も1手で結果が出るわけではなく、複数の行動を
こなしてやっと結果が出るようになっています。
例えば、農耕なら、「畑を耕す」「小麦(のタネ)を手に入れる」
「畑にタネを蒔く」、牧畜なら、「木材を得る」「(木材を使って)
柵を立てる」「羊を手に入れる」という感じ。
他の人の選択を見ながら行動計画を立てましょう。
欲しい物は色々あるけど、とにもかくにもまずは食べ物。
4人以上だと選択肢が不足気味で飢えの恐怖と競争駆け引きの要素
が大きいゲームですが、3人以下だと割と好きな行動がとれます。
競うゲームとしてだけでなく自分の箱庭を愛でる育成ゲームとして
も優秀で、1人、2人でも十分遊べます。
上級ルールで出てくる職業カードの組み合わせでゲームバリエーシ
ョンが無数に増える点でも奥が深いゲームですが、職業カードの引
き運の要素が大きくなるので初心者ルールの方がゲームバランスは
いい感じです。
ゲームが終わったら携帯ででも写真をとって、「今日のオラが村」
とでも題してブログに挙げるとなおいいです。
このゲームの一番の問題点は、プレイ時間が長いところです。
5人だと慣れても2時間はかかります。
しかも、当人達は自分の箱庭に夢中で全く自覚がありません。
その場の全員でプレイしているなら全く問題ないわけですがね。

イメージ 1

【ドミニオン】
2~4人 / 8才以上 / 30分
最近子供に流行のカードゲームはカードを集めてデッキ(山札)を
育てるという楽しみがありますが、それを競うというゲームです。
銅貨7枚、勝利点3枚の10枚の初期山札から、手番の手札5枚を
使って10種類のカードを買って自分の山札を育て、山札に勝利点
カードを増やします。
最高勝利点の6点カードの金額は8単位で、初期の銅貨(貨幣1単
位)では5枚の手札で買うことができませんが、1枚2単位の銀貨、
3単位の金貨や手札を増やすカードなどを組み合わせることで買う
ことができるようになるほか、他人の邪魔をする攻撃カードもあり
ます。
25種のカードから10種を選んで使うので、組み合わせで無数の
ゲームバリエーションを楽しむことができる大作です。
カードゲームのデッキを育てるという楽しみに特化した珍しいゲー
ムですが、育成ゲームとしての楽しみと、枚数の限られたカードを
取り合う駆け引きがあり、各地の定例会イベントで長時間没頭して
しまうため時間制限や禁止令が出てしまうあたり、近年のゲームの
中でも破格の人気です。
多分、楽しむ要素に麻雀に近い中毒性があるのでしょう。
運の要素は見た目より少ないので技量差が出やすいゲームでもあり
ますが、トレーディングカードゲームのようなカードの買い足しは
なく、資産差による不公平性はありません。
説明書に記載された基本バリエーションは万人向けで誰でも楽しむ
ことができますが、カードの組み合わせを変えると上手く楽しめる
パターンばかりではなく、自分好みのパターンを探す長い旅路にな
るため、気心の知れた仲間数人でじっくり長期的に楽しむのが一番
いいのではないかと思います。

【いい線いきまSHOW】
道具は紙と鉛筆だけ。安上がりなパーティゲームです。
宴会ゲームとしてもいい感じです。
情報源はここから。
http://allabout.co.jp/game/cardgame/closeup/CU20050625B/index2.htm
1)交替で出題者の人が数字にまつわる”お題”(質問)を出します。
2)他の人は答えの数字を紙に書きます。
3)出題者は答えの紙を集めて大小順に並べます。
4)真ん中の順位になった人は2点、最大と最小の人は-1点です。
お題は数字が浮かべば何でもいいですが、答えがはっきり
しないものの方がいいです。
例)今朝、みそ汁を飲んだ人は何人か?
答えが正しいかどうかはこのゲームには全く関係ないので
あまり深く考えずに遊びましょう。

イメージ 1

【ラクシャク】
1~5人 / 8才以上 / 10~30分
誰でも見ればすぐ分かる石積みゲーム。
布袋から引いた石7個とゲーム開始時に配られる2個づつの平石を
お題カードに書かれた形に積み上げます。
スタートの合図とともにお題カードが公開され、砂時計が落ちきる
までに見事最上段まで積み上げた人は「ラクシャク」のかけ声をか
けてボーナス点ですが、なかなかそうは上手くいきません。
・・・はずなのですが、時々妙に上手い人がいて奇跡の妙技を見せ
てくれます。(お見事!と素直に褒めましょう)
お題カードに石を交換したり片手で積まされたりの指示もあります
が、ラウンド毎に全員がそれぞれ左の人から2個奪う形で石の交換
を行ってもいいかなと思います。

イメージ 1

【はげたかのえじき】
2~5人 / 8才以上 / 15分
20年前のものながら根強い人気を維持している定番ゲームです。
すぐ遊べる手軽さと値段の安さがウリですが、結構熱い心理戦を楽
しめるゲームでもあります。
絶版品でした最近再販されたのでやっと入手できました。
各プレイヤーは1~15の数字の書かれた札を持ち、1枚裏向きで
出して一斉に公開して場にある得点カードを奪い合います。
得点カードは+1~+10と-1~-5があり、プラスカードが出
たラウンドは、一番大きい数字、マイナスカードが出た時は一番小
さい数字を出した人がそのカードを得ます。
もちろんマイナスカードは失点ですから取らないようにしましょう。
一番の人が複数いる場合はそれらの人の代わりに次点の人がカード
を得ますから、大きいカードを出せば良いとも限りません。
他の人が何を出したのかを覚えるカウンティングの能力も重要です。

イメージ 1

【キャッシュ&ガンズ】
4~6人 / 10才以上 / 30分
盗品の現金分配を行うマフィアになって拳銃を突きつけ合うという
激しいノリのパーティゲームです。
ウレタン製の拳銃は一見ちゃちぃ感じですが、やってみると細かい
話はどうでもよくなって、とにかく盛り上がります。

各プレイヤーは最初に拳銃と弾丸カード8枚を受け取ります。
弾丸カードは空砲5枚、実弾3枚(うち1枚は連射)です。
テーブル中央に山札から現金カードを5枚引いて並べたらラウンド
開始です。
弾丸カードを1枚裏向きで前に出して拳銃に弾をこめます。
司会のかけ声で一斉に拳銃を他のプレイヤーに突きつけます。
ここで各プレイヤーは自分の拳銃を下ろして降参できます。
降参すると他のプレイヤーから撃たれずに済みますが、このラウン
ドは現金カードを貰えず、恥辱マーカー(罰金)を貰います。
撃たれて怪我をしてもそのラウンドは現金カードが貰えないほか、
3発撃たれると死亡してゲームを脱落です。
全員が降参するかどうか決めたら、残りのプレイヤーの弾丸の解決
を行います。
降参したプレイヤーを狙った人は拳銃を下げて、拳銃が残った人は
弾丸カードを公開します。
空砲なら相手は無事、実弾を撃たれた人は怪我マーカーを貰います。
連射弾は他の実弾より先に解決するので、撃たれた人が実弾を拳銃
にこめていても撃てなかったことになります。
その後、怪我をせずに残った人は現金カードを分配します。
現金カードは分配時に全員同額づつ受け取れる分だけが分配され、
残りは次のラウンドに持ち越されます。

イメージ 1

【ブルゲンランド】
2人専用 / 8歳以上 / 20分
一見難しそうに見えますが、確かに20分ほどで終わる非常に軽い
ダイスゲームです。
各プレイヤーは赤黄青の城壁(1点)を1枚づつ手元に置いてゲー
ムを開始します。
手番のプレイヤーはダイスを振って、出た目だけルーレット盤のよ
うなゲームボードに置かれた進捗マーカーを進めます。
進捗マーカーが建築物(王冠以外)のマスに止まったら、その絵の
建築物カードを1枚とって自分の同色の城壁の左右どちらかの端に
つなぎます。
建築物カードは壁が1点で、他に2,3、5点の建築物があります。
ただし、壁(1点)以外の建築物同士を隣接して置けないので、そ
れらを配置したら、隣は必ず壁を配置する必要があります。
建築物カードを得る代わりに、カードの点数と同じ個数の追加ダイ
スをもらうこともできます。
追加ダイスは自分の手番で進捗マーカーの進む数を決める時に通常
のダイスと一緒に振ることができるので、止まりたくないマスを飛
ばして進みたい時に使います。
王冠のマスに止まったら、その色の城壁で得点計算を行います。
互いの城壁の点数を計算し、多いほうが差分の点数を得ます。
どちらかが30点に達したらゲーム終了です。
このままだと単調なダイスゲームなのですが、2つの面白いルール
で奥の深さを楽しめる作品に仕上がっています。
まず1つ目は、同じ色のマスに止まるかぎりは何度でも自分の手番
を繰り返していいというルール。
進捗盤は赤黄青の3色に分けられていますが、各色8マスくらい幅
があるので巧くいけば3回くらい手番を稼げます。
ただし、他の色のマスに止まってしまうと城壁の左右の端の点数が
高い方のカードを1枚失って手番が終了になります。
2つ目は、ゲーム盤上の建築物カードのストックがなくなった後で
そのカードを得るマスに止まった場合は、相手の城壁からそのカー
ドを引き抜いて自分のものとしてもよいというルール。
城壁が途切れた場合、そこを埋めるまで切れたところより先は点数
計算で無視されてしまうので、一発逆転の要素になっています。
ダイスを得る場合も同様に盤面になければ相手のダイスを奪います。
追加ダイスを取っておかないと後半のゲームを一方的に支配されて
しまうので、序盤にカードをとるかダイスをとるか悩みましょう。

イメージ 1

【キャメロットを覆う影】
( Written by "めルへん" )
アーサー王と円卓の騎士の活躍(暗躍)ゲームです。
迫り来る敵軍から一丸となってキャメロット城を守り抜
かなければなりません。
(つまり、基本は対戦ではなく協力プレイなのです。)
しかしご注意を。一枚岩のように見える円卓の騎士の中
にも、悪の影響を受けた裏切り者がいるかも……?
(あくまでも、”基本”なわけですねー。^^;)
以下、2回プレイした時の簡単なレビューです。
1回目は4人でプレイしました。
全員がバラバラなクエスト(うち2人は黒騎士とピクト
人という、クリアしても恩恵が少ない&何度でも蘇るク
エスト)に挑戦したうえ、悪の行動フェイズでカードを
引きまくったため、聖剣と聖杯のクエストが一歩進んで
二歩下がる状態に。(T T)
勝機を見いだせないまま、時間切れで終了でした。
2回目は6人でプレイしました。1回目の教訓というか、
印象から手札の中身申告してOK&裏切り者なしにちょっ
とルール変更すると、開始直後に聖剣と聖杯に2人ずつ、
さらに手札の充実している騎士はランスロットとの一騎
打ちに参戦し 悪の行動もHP減少や攻城兵器配置を選択し
て、この3つを一気に終了させると逆に楽勝ムードに。
あとは攻城兵器MAXによる敗北に注意しながら、クエスト
を失敗してでも終了条件を満たせば勝ちでゲーム終了。
2回プレイした感想としては、基本的には雰囲気を楽しむ
ゲームかなと感じました。
6人以上だと、騎士の特殊能力にもよるけれど大分簡単
になるように感じたので、やはり裏切り者を入れた方が
いいかなとも思いました。
逆に、4人以下だと割とカツカツなゲームバランスを楽
しめると思います。

イメージ 1

【Q-JET(キュージェット)21XX】
2~6人 / 10歳以上 / 30~40分
近未来のカーレースがテーマのボードゲームです。
カーレースといっても運転技術とかは全く不要ですが、カーレース
のいやらしい駆け引きはたっぷり楽しめます。
プレイヤーは1~6の数字の書かれた進行カードの束を受け取り、
シャッフルして自分の前に山札を作り、3枚引いて手札とします。
それと別に1人に1枚づつチャージキーというカードも配られます。
先手番の人からスタートラインに自分の車を置き、全員が置いたら
レース開始です。
手番の人は手札から1枚捨てて、そのカードに描かれた数だけ自分
の車を前に進めて、山札から1枚引いて手札を3枚に補充します。
車が進める方向は、1歩ごとにまっすぐか斜め前方向だけで、横や
後ろに進むことはできません。
また、他の車の追い越す場合は隣の車線がとまっているマスを飛び
越すことはできず、捨てたカードの数字ぴったりで止まる場所がな
ければ進むことができません。
前を他の車がふさいでいて、手札のどのカードも使えない場合は、
パス(1回休み)になり、パスした場合は手札が減らないので補充
もありません。
コースの大半は2車線なので隣の車線から他の車を追い越せます
が、所々にある1車線の合流地点に誰かが止まれば、他の人は追い
越して進めないので、前を進む人はそこで止まることでちょっと
嫌がらせができます。
先頭(自分より前を進む車がいない)の人は、「6」の進行カード
を使えないので、6のカードの使い所が重要です。
山札のカード構成は全員同じで、序盤大きな数字ばかりで好調に飛
ばしている人は、後半必ず息切れしますから、後ろの人はじっとチ
ャンスを待ちましょう。
また、2車線の部分に車線によって歩数の違うところがあり、遠道
ばかりしていると進行カードを全部使ってもゴールに届かないこと
があるので注意が必要です。
コースを3週して終了ですが、スタート・ゴールのある所の左端に
ピットの脇道があり、ゴールインするまでに1度脇道に入ることで
ピットインして燃料の補充を受けてからゴールインしなければなら
ないというルールがあります。
3週目はゴールインしないといけないので、1周目の終わりか2周
目の終わりにピットインすることになります。
ピットは1車線で渋滞しやすいので、混み具合をみて先に行くか後
で行くかよく考えましょう。
ピットインした人は目印として最初に配られたチャージキーカード
を捨てます。
非常にまれな例ですが、単独先頭の人が1車線の所を塞いで、そこ
で手札が全部6になったら、誰も進めなくなってその時点でレース
が途中終了になります。
狙って出るものでもないですが、一度見てみたいですね。
あと、先手番の人が全部6でいきなりパスとか。(^^;
このゲームはアベカエサルというゲームのリメイク作品です。
内容的にはほぼ同じで、アベカエサルの場合は、車でなく馬で引く
戦車のレースで、ピットで燃料補充の代わりに皇帝の閲覧席の前で
コインを投げて皇帝万歳を叫ぶことになっています。

↑このページのトップヘ