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【スカイライン計画】
2~4人 / 10才以上 / 45分
~ せっかく建てた俺のビルよどこへ行く? ~

元々は韓国生まれのゲームらしい。
盤面の縁に沿ってサイコロの出目の数だけコマを進め、止まった所
に他の人の建物があればお金を支払うというところからして典型的
なモノポリー・クローン(派生ゲーム)ですが、建物を建てるルー
ルで工夫があり金融ゲームよりも囲碁や陣取りゲームのような感覚
に仕上がっています。

手番プレイヤーは白と黒の2つのサイコロを振ります。
白の出目だけ自分のコマが盤面の縁を進み、止まったマスが他の人
の建物に接していればお金を支払います。
建物は大と小があり、大なら100ドル、小なら10ドルの支払い
ですが、同じ人の建物が縦横でつながっていればその分加算されま
す。(大小小と連なれば120ドル)

その後がこのゲームのキモ、建築の処理です。
プレイヤーコマが進んでいく縁道の内側の6×6マスの方眼目の空
間で、黒サイコロの出目の数だけ黒い建築家コマを動かして自分の
建物を建築します。
建築家コマはちょうど出目の数だけ歩いた先に空き地か自分の建物
がなければ動けません。(移動先がなければそのまま何もしない)
空き地に動いた場合はそこに自分の建物(小)を建てます。
自分の建物に動いた場合は、その建物が1階層大きくなります。
ただし、その場合は建物が2階建てになる場合は2マス、3階建て
になる場合は3マス離れた場所にある他人の建物を押しのける形で
建物を移動させる必要があります。
建物が3階建てになると小→大に建物コマを置き換えます。
建物コマが成長する時にあちこち移動するのでさっきまで資金源だ
った土地が(縁と接しない内側に移動して)役立たずになることも
多く、結構混沌とした展開になります。
誰かが手持ちの大の建物コマを全て建てるか、破産すれば終了です
が、破産は発生しにくい絶妙なバランスになっていて、建物の移動
で逆転の要素も大きいので終盤まで十分楽しめます。

角のマスに止まるとカードを引いて建物移動などの特殊効果が発生
するのですが、税金を銀行に払わされるとかロクでもないものばか
り出ると嘆く人が多い。(実際そんなに不幸ばかりでもないのです
が、不幸な人ほどよくカードを引くというウワサがw)