【ポルターファス】
~ 酒場は戦場。行ったらみんな敵だと思え ~
3~6人/8歳以上/20~30分
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酒場のオヤジと客の闘争(?)のダイスゲームです。
店主(手番の人)が樽型のダイスを振って出す酒の数と、客(他の
プレイヤー)が裏向きのカードで提示する注文数の合計との大小で
各プレイヤーの得点が決まります。
客になった人はそれぞれが注文した数だけ得点できますが、あまり
多く注文しすぎて客の注文合計が店主の樽の出目合計を超えてしま
うと、誰も呑めずに店から追い出されて店主の一人勝ちになってし
まいます。
各プレイヤーは、0~7の数字の注文カードを持ちます。
手番プレイヤーが店主になり、カップに白色と茶色の樽を入れて振
ります。
白色の樽は底面に2~9の数字が書かれていて、振ってうまく立っ
ていればその数字が確定します。
茶色の樽が2個あり、底面にはダブル(1個の数字を2倍にする)
とロスト(1個の数字を無効にする)が書かれています。
客は店主の1回目の出目からそのラウンドの最終確定値を予想して
自分の注文数をカード1~2枚で裏向きに出します。
注文が出揃ったら、店主は続けてカップを振るかどうかを決めます。
カップを振って、樽が立っていればその樽は確定で脇にどけて、残り
を振り直すことができます。
茶色の樽は立っていても振り直すことができ、一度確定させて脇に
どけたものでも後で振り直せます。
振り直した樽が1個も立たなかった場合は店主の失敗で終了になり
店主は0点、客はそれぞれの注文数だけの点数を得ますから、店主
は適当なところで振るのをやめて出目を確定させましょう。
店主が振るのをやめて出目が確定したら、茶色の樽の効果(ダブル
/ロスト)を数字に当てはめて店の酒の仕入れ数を計算します。
そのあと、客の注文カードを公開して、注文数の合計と大小を比較
します。
注文数が仕入れ数以下なら客の注文は成功で、客はそれぞれの注文
数だけ得点し、仕入れ数から差し引いた残りの数字が店主の得点と
なります。
注文数が仕入れ数を超えた場合は、酒は客に提供されません。
誰のせいで店を追い出されたのか客同士で責任追及が行われます。
一番多く注文した人(複数ならその全員)はその数だけ失点です。
一番少なく注文した人(複数ならその全員)は失点と同じ数字の得
点を得ます。
そして店主は仕入れた酒を一人で飲み干してその数だけ得点です。
交替で店主になり、先に75点獲得した人が勝ちです。
店の仕入れ数は最大で60くらいまで上がりますが、20~30
くらいに収まることが多く、その近辺で細かい駆け引きがあります。
店主が早々に店じまいしいして追い出された時のことを考えるとあ
まり多くを注文できませんが、少なすぎると予想外の大量仕入れに
なったり振り損ねてお詫びの無料サービスデーになった時に出遅れ
ますから注文する度に結構悩ましく、読み通りの展開が来たら結構
快感です。
しかし、数字の予想で勝負に拘るよりも、多めの人数でわいわい楽
しむほうが酒場の雰囲気ともよく合います。
4人(客が3人)だと少し物足りない感じで、5~6人が遊ぶのが
楽しいようです。